【S7使用構築】最終43位 受け攻めゴリラスタン

閲覧ありがとうございます。

S7に使用した構築の記事を書きました。よかったら最後まで見ていただけると嬉しいです。

それでは早速構築の紹介に移ります。今回使用した構築はこちらです。

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【コンセプト】

まず、今期は「拘り鉢巻ゴリランダー」が強いと思ったので軸にする事を決め、同じく鉢巻ゴリランダーを使っていた何人かに話を聞きました。その中で、スズ、クゥリの使用していた「ウインディ+ゴリランダー+ラプラス」の並びの強さに着目し、

グラスフィールド下でのウインディラプラスのサイクル性能を活かし、鉢巻ゴリランダーや朝の日差しウインディで詰めきる。

・サイクルが回せなさそうな相手にはゴリランダーの高火力先制技、襷ヒヒダルマのストッパー性能を活かした対面的な戦い方をする。

という事をコンセプトに構築を組みました。

 

 

【個体解説】

 

ゴリランダー@拘り鉢巻

性格:意地っ張り

特性:グラスメイカ

努力値:h124 a196+ b4 d20 s164

技構成:ウッドハンマー/グラススライダー/ドラムアタック/はたき落とす

 

構築の軸。Aは11n、SはドラムアタックでSの下がったエースバーン抜き、残りは適当です。

高火力技による荒らし性能、GF下「グラススライダー」によるストッパー、スイーパー性能を兼ね備えた最強ポケモンでした。

GF下ウッドハンマー、グラススライダー、ドラムアタックの火力はどれも凄まじく、半減でも後出しから受け切る事は困難です。そこら辺のペラペラポケモン達はグラスラで普通に落ちます。

あとシンプルにグラスフィールドがめちゃくちゃ強く、後述するウインディラプラスの硬さを底上げしてくれてとても便利でした。

鉢巻ゴリランダーが流行っていた事もあり上位帯では常に警戒されていたので、逆に言えば相手のプレイングが読みやすく釣り交換や交換読みのはたき落とすが決まりやすかったのも強かったです。

技構成はウドハン、グラスラ、叩きは確定で、残りは蜻蛉返り、ドラムアタック、馬鹿力などから選択になりますが正直好みだと思います。

 

 

ウインディ@食べ残し

性格:図太い

特性:威嚇

努力値:h204 b204+ c4 d20 s76

技構成:火炎放射/竜の波動/鬼火/朝の日差し

 

構築の軸。Sをアッキミミッキュ意識まで伸ばし、物理受けなので残りはHBにたくさん振りました。

ただ、このウインディのH実数値は191なのですが、持ち物が残飯なのでHは実数値193まで伸ばした方がいいかもです。参考にした構築のウインディが残飯じゃなかったんですごめんなさい。

環境に突然現れそのまま環境トップとなったエースバーン、ゴリランダーのどちらにも強く、まさしく「環境に刺さっていた」という表現がピッタリなポケモンでした。

物理ポケモンに対する詰ませ性能が高く、気づいたら相手がウインディで詰んでて勝ちみたいな対戦が多かったです。

技構成はこの4つで完結していると思います。「竜の波動」は「ダイドラグーン」の元となる技としての採用で、相手が無理やり物理ポケモンでこいつを突破してこようとする動きに対してダイドラグーンを撃つ事でAを下げ、そのまま相手をガス欠させて詰み、という状況を作れるとても優秀な技でした。

このポケモングラスフィールド下に繰り出したら回復量やばすぎてニヤけます。

 

 

ラプラス@突撃チョッキ

性格:控え目

特性:シェルアーマー

努力値:c252+ d236 s20

技構成:フリーズドライ/波乗り/絶対零度/10万ボルト

 

構築の軸。火力が足りないので特化、Sは本当に気持ち程度の同族意識、特殊受けなので残りはDにたくさん振りました。

上の2体で絶対に勝てないトゲキッスリザードン辺りを強く意識して採用しました。初手のゴリランダーを読んでこの2体を出してくる相手が多かったので、それにこのポケモンを合わせると対戦を有利に進められました。

特殊方面の固さはとんでもなく、キッスやリザードンに対しては安心してこのポケモンを後投げする事ができました。

ただ、相手がチョッキラプラスを舐めていると普通にキッスリザで突っ張ってくる事もあり、ウインディと違って回復手段がない事も相まってウインディよりは少し動かし方が難しいという印象を受けました。

技構成は上3つは確定です。水技枠は「うたかたのアリア」が主流だと思いますが、アリアだと相手の火傷を回復させてしまい、ウインディの鬼火とのシナジーが悪いので「波乗り」を採用しました。

残りの1枠はキッス相手に確実にダメージを稼げる「氷のつぶて」と迷いましたが、構築的に相手のギャラドスが重いのと、ダイマックスを切った状態でも相手のラプラスアシレーヌに負担をかけたかったので「10万ボルト」を採用しました。

 

 

ヒヒダルマ@気合いの襷

性格:意地っ張り

特性:五里霧

努力値:a252+ s252

技構成:氷柱落とし/馬鹿力/地震/ストーンエッジ

 

プチ地雷枠。持ち物、技構成共に少し珍しいヒヒダルマです。

サイクルを使う上できつい「物理、特殊どちらかの役割集中」に対してどう立ち回ればいいか分からなかったので、逆にこちらから無理やり相手のエースを突破しちゃおうという事で、火力、ストッパー性能、奇襲性能共に申し分ない「襷五里霧ヒヒダルマ」を採用しました。

この判断は大正解で、サイクルを回せなさそうだなと思うような攻めっ気のある構築相手に無類の強さを発揮し、相手のエースを無理やり1匹落とすことで、相手がこちらのサイクルを崩せなくなって勝ち、という状況を多く作れました。

また、相手の考慮外のタイミングでダイマックスを切り、とりあえず数的有利を取った後にありがちな「相手の後続に積み技やダイジェットなどを積まれて結局全抜きされるパターン」も、このポケモンや前述した鉢巻グラスラゴリランダーをストッパーとして裏に置いておく事で回避できました。

あと、襷を持たせる事で僕の大好きな初手ヤンキープレイをする事がほんのちょっとだけ正当化されるのも楽しかったです。

技構成は構築単位で重いポケモンを無理やり突破しようとしたら少し変になりましたが、この技構成で大正解だったと思うくらいには強かったです。

このポケモンを使ってて1番楽しい瞬間は相手の初手鉢巻グラスラゴリランダーを咎められた時です。最終日の初手ダルマゴリラ対面は全員グラススライダーを撃ってきたので、「ワイ、襷やが?w」って言いながら返り討ちにしてました。

 

 

ドサイドン@ラムの実

性格:意地っ張り

特性:ハードロック

努力値:a252+ s252

技構成/地震/ロックブラスト/炎のパンチ/剣の舞

 

受け崩し枠と電気の一貫を切る枠でした。

準速までSを伸ばす事で相手の無振りアーマーガアやSを甘えたアシレーヌラプラスを抜けたり、スピンロトムウォーグルのような構築単位で重いけどわざわざこいつ対策しなきゃなんないの?みたいなポケモンに軒並み強かったりと、いざという時に頼りになるちょうどいいポケモンでした。

「ラムの実」は相手の立ち回りプランを崩壊させる事ができるアイテムの一つですが、ドサイドンというあまり採用率の高くないポケモンにこれを持たせる事で、メジャーなポケモンに持たせた時よりも奇襲性能を高める事ができたと思います。出す機会はあまり多くなかったですが、出して勝った対戦はドサイドンがいなければ勝てなかったような対戦ばかりだったので助かりました。

 

トゲキッス@命の珠

性格:控え目

特性:天の恵み

努力値:h116 b100 c236+ d4 s92

技構成:エアスラッシュ/マジカルシャイン/火炎放射/草結び

 

1番適当に決めた枠で、調整もs5の流用です。

ダイマックス性能が高く、サイクル構築が「対面構築と比べてダイマックスに重きを置いていない」という特性上、他のポケモンダイマックスを取っておきたいと考えることが少ないため、このポケモンをこのタイミングでダイマックスさせる、という立ち回りのパターンを選出段階で組み立てやすかったです。

初手ダイマックスで荒らして後続のサイクルやヒヒダルマで詰める戦い方も、初手のヒヒダルマやゴリランダーで荒らして後続にこいつを置いてダイマックスさせて相手を倒しきる、という戦い方もできて、選出の幅を広げてくれました。

技構成は上3つは確定で、S5の頃は4枠目の技として「原始の力」や「あくび」を採用していましたが、そんなにヒートロトムもいなさそうだし、S5の頃と違って絶対に初手ダイマックスさせるみたいな意図で採用したわけでもないので、アシレーヌや水ロトムに対して大きな圧力をかけられて、今の自分の構築により合っていると感じた「草結び」を採用しました。

 

 

【選出、立ち回り】

軸となる選出は

ゴリランダー+ウインディ+ラプラス

で、ゴリランダーのオバケ火力による圧力やウインディの物理ポケモンを引かせる性能を活かしてサイクルを回しながら相手の選出を割りつつ負担をかけていき、対戦の中で通せると感じたポケモンを通すという戦い方をしていました。

 

きついポケモンがいたりサイクルを回せなさそうだと思った構築に対しては、

ヒヒダルマ+@2

という選出をし、襷ヒヒダルマの考慮外からの奇襲性能を活かしてアドバンテージを稼ぎ、残りの2体で詰め切ったり、序盤に他のポケモンダイマックスを切って荒らした後にヒヒダルマにストッパーになってもらう、といった戦い方をしていました。

元々対面的な戦い方が好きなのもあり、最終盤はヒヒダルマを絡めた対面的な選出が多かったです。

 

【結果】

TN リョウ

最終43位

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TN 채원

最終117位

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マッチングした皆様、対戦ありがとうございました!

 

スペシャルサンクス】

鉢巻ゴリランダー入りの構築とその立ち回りについて教えてくれたスズ、クゥリ、サックー

この3人のおかげで今期勝てました、本当にありがとう!

 

以下に参考にした方々の構築を投稿され次第掲載しておきます。

 

http://winday77.hatenablog.com/entry/2020/07/01/095438(スズ)

 

https://sakku-poke.hatenablog.com/entry/2020/07/01/134318(サックー)

 

【あとがき】

S7お疲れ様でした!

なんと今期で3期連続となる最終2桁順位を達成できました!本当に嬉しいです!

今期は構築に結構自信を持てたというのもあり、かなり満足のいくシーズンになりました。

しかし、だからこそもっと早くから構築を完成させてランクマッチに取り組んでいれば更に上位を目指せたかなとも思うので、そこは少し悔しいです。

嬉しかった反面、実力的にもメンタル的にももっと強くならなきゃ最終一桁を取るのは難しいなあと感じさせられるシーズンになりました。

S8はまだ潜るか分かりませんが多分潜りたくなって潜ると思うので、S8もよろしくお願いします!

 

【最後に】

サブロムのTNの由来となったIZ*ONEの김채원(キム・チェウォン)ちゃんです。ガチでかわいい。

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記事の内容は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました!